ウインドウズの終わりが見え隠れする(と思われる)今だから(過去記事),「次」を考えておいて損はない。for thE nExt of windows。
リンドウズ・コム社がリナックス上でウインドウズのソフトを動かせるリンドウズのプレビュー版をリリースしたが,多くの課題が残っている。インストールは簡単でウインドウズのファイルへのアクセスも楽だが,ウインドウズのすべてのソフトが動くわけではなく,ルートでしかアクセスできず,ウインドウズソフトのサポートはたぶん受けられなくなる。今の段階では,ウインドウズのユーザーには,扱いが難しい部分がある。
だが,だいたい課題としてあげられている点は,すべてあらかた予想されていたことだ。それらがすべて解決していたらリンドウズ・コムのスタッフは神だ。これから徐々に解消されていくことだろう。期待。マックOS Xで,ユニックス上にマックOSを慎重に慎重に積み重ねている様をみているので,リンドウズの困難な部分もおおむね想像できる。マックOS Xも完全ではないのだから,リンドウズの完成度は伺い知れる。今は,ペーパーウェアから一歩踏み出したマイケル・ロバートソンの行動力をとことんほめていい。
アップル社のウインドウズユーザーへのメッセージであるMyths(誤った考え,という意味)は,英語版でも笑ったが,日本語だとさらに笑えた。だが,仕事場でウインドウズに触れ,その後ほかのOSを使わずにいる人にはわかりやす過ぎる,いいテキストかもしれない(リライトしたい訳文ではあるが)。「次」の木は熟しつつある,ゆっくりと,ゆっくりと。
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